姿勢分析(静的アライメント)の次に、動的アライメントを確認します。
止まっている姿勢から、スクワット動作で足がどのように変化するのか?
この変化をチェックすることで、歩行や運動でどのように土踏まずのアーチが変化し、
どのように重心移動が行われるのかを観察し、
インソールで抑えるべき問題の動きとその原因を確認します。
両足スクワットでは、腰部の回旋や、重心の左右の動き、
股関節の使い方などを確認します。
膝が内側に入るニーインや、
それに伴うアーチの変化、足指の変化などを確認します。
片脚スクワットでは、腰部の回旋、腰部の側方移動など
片脚時の全身のバランス補正がどのように行われているかを確認しながら、足の形状が重心の移動によってどのように変化するのかをチェックします。
止まっている状態(静的アライメント)から、
どのように足がバランスを取るために変化するのかを確認します。
このチェックを省いたり、見誤ってインソール作成をすると、
インソールがケガを誘発する過矯正インソールになってしまうことになりかねません。
片脚の動的アライメントチェックでは、
これまでのチェックと総合すると、ほぼ全身のアライメントの状態がわかってきます。
特に股関節周りの筋肉の緊張することによって起こる下肢のアライメント不良は、筋肉が緊張している箇所だけでなく、姿勢不良や動的アライメント不良を引き起こし、結果的にアライメント不良を原因とする足や膝、股関節のオーバーユースや慢性痛を引き起こしてしまいます。
インソール作成のためのチェックはケガ予防とパフォーマンス低下防止に役立ちます。
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