オスグッドの慢性痛のジュニアテニス選手の
アライメントトレーニングセッション。
日常姿勢での腰椎過前弯かつ骨盤後傾姿勢を、
自らのウェイトで自然に改善する方法と、
前後に揺れやすい骨盤を安定させるために
必要なセルフケアを指導しました。
写真左の人形のように通常立位では骨盤後傾で
膝も反張してかかと荷重。
アスレティックポジションでは写真右の人形のように
そり腰から後方に体重が乗りやすく、
大腿部前面に負担がかかり膝の痛みに繋がってしまいます。
通常、腰椎が過前弯しているケースでは、
一般的に骨盤前傾が強いと考えられがちですが、
典型的な骨盤後傾のスウェイバック姿勢の場合、
骨盤後傾のまま腰椎が過前弯しているケースがよく見られます。
その場合、多くのアスリートが運動時に骨盤が前後に揺れやすく
体幹が不安定になりがちです。
股関節での脚と体幹部の分離がうまくできないと、
走動作では 腰部をひねるような回旋が起こり上半身もカウンターの動きで回旋をしてしまいます。
まずは股関節まわりの脚部と体幹部のコネクションを通常の状態に戻し、
次に重力を利用したアスレティックポジションから全身のタイトネスを導き出すことで
本来のニュートラルな骨盤の位置を自然に体感しながらアライメントを整えていきます。