さて、ゆがみの程度は別として、
ほとんどの人の足はゆがんでしまっているのですが、
では、ゆがんだ足ではなにが起こるのでしょうか?
足は、立ったり歩行したりするときの「土台」という話は前回しましたが、
その土台がレンガ作りだったとしましょう。
ゆがみのない足は、レンガが設計図どおり、きっちりと組み合わさり、
上に乗る重い建物をしっかり支えてくれている状態です。
一方ゆがんでしまっている足は、レンガの組み合わせがずれていたりして
とても上に建物は乗せられない状態です。
いわば、このレンガの土台が「足」の骨になるのですが、カカト・足首の骨のブロックに、いかにしっかりとスネの骨(「脚」の骨)2本が乗っているかが問題になってきます。
これが、しっかり乗ることができないと、
上の重さを支えるために、バランスで立とうとしてしまいます。
すると、スネの骨2本がねじれたりしまったり、
骨というブロックをつないでいる筋肉ががんばらなくてはならないのです。